東洋と西洋が交差するスカーフ:Oriedental

デザイナーKina Usamiが織りなす文化の融合

プラハの芸術、建築、デザインアカデミーで研究を重ねる日本人デザイナー、Kina Usamiが、自身のルーツであるアジアとチェコの文化を融合させたスカーフ「Oriedental」を発表。デジタルプリント技術を駆使し、シルクのスカーフに彼女自身を描き出した。

Usamiは、日本出身で現在はプラハでテキストデザインを学んでいる。彼女がアジアからの唯一の学生であったことが、このスカーフのアイデアを生むきっかけとなった。自身をスカーフに描き出すことを決意し、アジアとチェコの文化の融合をテーマにデザインを進めた。

このスカーフは、プラハの芸術、建築、デザインアカデミーのテキストデザインスタジオの一部として制作された。デジタルプリント技術を用いてシルクのスカーフにプリントされ、70cm×70cmの大きさで展開されている。

プロジェクトは2019年3月に始まり、同年5月に完成。その後、同年10月のオランダ・デザインウィークで展示され、2020年1月から2月にかけてプラハで開催された展覧会「Mission, vision, revision」にも出品された。

このスカーフは、2020年にA' Textile, Fabric, Textures, Patterns and Cloth Design Awardのブロンズ賞を受賞。この賞は、アート、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを組み込み、強力な技術的、創造的スキルを発揮し、生活の質の向上に貢献し、世界をより良い場所にする優れたデザインに授与される。

Usamiのデザインは、東洋と西洋の文化が交差する場所で生まれたユニークな作品。彼女の視点から見た世界を表現したスカーフ「Oriedental」は、文化の融合という新たな可能性を提示している。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Kina Usami
画像クレジット: Images #2#3#4_Photographer: Abhishek Chaudhary
プロジェクトチームのメンバー: Art direction: Jitka Škopová, the head of Studio of Textile Design, Anna Leschingerová the assistant of Studio of Textile Design
プロジェクト名: Oriedental
プロジェクトのクライアント: Kina Usami


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